2018年1月23日「CFRP事業」セミナー 講師×弊社セミナー企画担当者 座談会記事/情報機構

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2018年1月23日「CFRP事業」セミナー
告知開始記念

「講師×弊社セミナー企画担当者 座談会記事」


※2018年1月23日開催予定セミナーの講師・吉田州一郎先生を弊社にお招きし、座談会を催しました。本セミナー企画担当の野澤も同席し、今回のセミナーのポイントや意義・普段の告知ページだけでは伝えきれないこと、更にはFRP・CFRP業界の話題までざっくばらんに聞いてみました。
(聞き手:情報機構 企画部 古島一樹 撮影:同 加藤裕史)

※おかげさまで、本セミナーは成功裏に終了致しました。
再開催のリクエストは req@johokiko.co.jp にて受け付けております。



話題1:経営者・決裁者向け!技術と事業の両輪を解く
〜2018年1月23日CFRPセミナーの舞台裏〜


―― 次回来年1月に第6回目となる吉田先生のセミナーがありますが、そのセミナーの特色や今までのセミナーと違うところなどあれば是非お伺いしたいです。

吉田 今までは一般的な現場の研究者向けに「専門的なことを分かりやすく伝える」という御社のオーソドックスなスタイルにそってセミナーをしていました。しかし、やはりFRP業界が過渡期といいますか伸び悩みはじめている時期で、勢いだけでやれる状況ではなくなってきた。業界がより盛り上がるためには取り組み方を全体的に変えなきゃいけないと、という状況で。今までは現場の底上げで済んでいたかもしれないんですが、野澤さんと話しているうちに、そうでは無くて、企業の上の方向けにセミナーをやってみたらどうか、という方向性が見えてきたんですね。そこで今までとは対象とする聴講者を変えて、現場ではなくより高い視点で組織全体を動かす決裁者のようなレベルの方向けに技術専門的なことを分かりやすく伝えた上で、今実際私が現場でやっているFRP業界で新規事業を立ち上げる、今ある事業を再度成長させる、とかそういう事業戦略的なところの話をするというのも今までと一線を画すセミナーとして面白いのではないかなと。

  CFRP


なかなかこういう話しをまともに受けてくれる会社はなかったんですけど、野澤さんからは非常に面白いという反応をもらいまして、詳細などをいろいろと詰めさせていただいて決めたんです。 想定する聴講者が全然違う(現場の技術者・研究者ではなく、経営者・決裁権を持っている方)というのが一つと、技術と事業という二部構成になっている、ビジネスの要因を入れたっていうのが今までと違う試みだと自分では思っていますね。CFRPに限らず、FRP業界全体として事業戦略を考えるためには、技術のこともある程度知見を持つ必要性がある、という企業指導の実体験が背景にあります。

―― 私もセミナーの企画をしてきて思うのが、今までやってきた実績のあるセミナーの内容を大幅に変えることには抵抗があると思います。野澤さんはなぜこれを実施しようとしたのですか?

CFRP




野澤 新しいことをやりたいという単純な気持ちがまず一つですよね。ある意味では好奇心によるものですし、単に新しいもの好きだというのもありますが、それがまず一つです。 もう一つは、やはり今よりも少し先のことを考えての手立てだと思います。確かに実績のあるものを踏襲すればある程度の結果は見込めるのですが、それだけやり続けていてもやはりダメだなと。 吉田先生からもありましたが、今後FRP業界を盛り上げていくことを考えていく中で、今回の企画にたどり着いたという感じです。経営者やその付近の方々向けの内容は非常に意味があると思いました。 受講者数が多いほうが、私どものモノサシで言えば一セミナーとしての価値は高いんですよね。しかしそこは一旦括弧に入れて、ピラミッドでいう上の方、企業の上層部の方々に向けたセミナーにすると。社会全体を動かしていくような取組みとか、新しい企画をやる"情報機構"ですよというのをアピールする意義もあるかなと。


―― 弊社の企業理念「未来の技術の架け橋に」にも繋がりますね。

野澤 そうですね。関連の話題で、吉田先生にはよく、情報機構は「企画の」情報機構だよねというよくお褒めをいただくんです。
吉田 まったく嘘偽り無くそう思いますね。野澤さんのセミナーのお話を皮切りに、色々な会社さんから声をかけて頂くんですけど、企画としてゼロをイチにしましょうっていう熱意が御社はズバ抜けていると思いますね。他の会社は、既に実績のあることをやりませんか、とか、私に講演内容や方向性そのものの検討も含めてのオファーとか、そのどちらかが大半です。当然ながらそういった方法論も企業戦略上重要だと思うのですが、私は仕事柄、ゼロをイチにする方がやっぱり燃えるので、御社とは引き続き仕事のパートナーとしてお付き合いしたいですね。

―― そういって頂けると本当に嬉しいです。

野澤 基本的には、弊社情報機構は技術色の強い専門セミナーを多く開催していますが、本質的な問題を解決する方法は、技術だけではない、というのをつくづく感じていまして。それを今回の1月セミナーでは謳いたいなと思っています。やっぱり技術論と組織論という両面を含む内容、そこが今回の一番のアピールポイントです。

吉田 基本的には私もだいたい同じ意見でして、こういった内容は、ある意味比較的先を見た話の部分の内容になっていて、なかなかとっつきにくい部分もあると思いますがぜひまずは話を聞いていただきたいですね。そして、それが将来的な議論のきっかけになればいいですね。

野澤 あと、今回は無料の相談会もありますよね。

吉田 はい。やはり今回、経営者層レベルになってしまうと、概論がわかった後に具体的にどういう風に社内に落とし込むかが重要であると思います。今回は特別に、私の方でいらっしゃった各企業の希望者に対して個別に相談の時間をセミナー翌月の2月にとらせていただき、学んだことを具体的にどうアクションしていくかをお話しする機会を作りました。私にとっても初めての試みですので、とても楽しみです。


話題2:「ゼロをイチにする」「分からない人のことが分かる」
〜講師・吉田先生の経歴に見る“力の源”〜


野澤 吉田先生について私から簡単にご説明しますね。元自動車メーカーに勤務されており、お辞めになった直後、今からおよそ2年くらい前に、先生のウェブサイトを拝見して、セミナー講師のご相談に至ったというのがきっかけだったと思います。

吉田 2015年の6月に初めてご連絡を頂いて、そこからの付き合いですね。

野澤 現役に近い先生の方が私共にとっては力があるというか弊社のお客様も企業の実務担当者ですからそれに近い先生というのはとても人気があります。

吉田 逆に言うとまだ現場感覚を持った講師は少ないんでしょうね。

―― 確かにそうですね。

吉田 自分の経歴をもう少し説明しておきますね。もともとは化学を専門にやっていたんですけど、ご縁があって機械系のメーカーに入ってしまったがために化学は全く使わない環境に叩き落されてしまって。実は一番最初に入ったメーカーを一年くらいで辞めてしまっているんですね。なので転職先を間違えたかもしれないとも思ったんですけど、ここでまた辞めてしまうと辞めぐせがついてしまうと思って、ある程度の所に到達するまでやってみようと思い、機械メーカーで食らいつくつもりで必死に頑張ったんですね。機械系の人ばかりの中にぽつんと入ってしまったのでとても大変でした。何がわからないかもわからないところからスタートしたんです。結果的には誰にも横に並ばせない力をつけて今は自分で事業を始めるに至ってるわけですが、何もわからないところからスタートしてるので、わからない人の気持が分かるんです。こういうところがわからないんじゃないかとか。そういうのが今、御社のようなセミナーを通じて自分の知見や体験をレクチャーする際に有意義に映るだろうし、顧客満足度が低くないっていうところにもつながると思います。

野澤 アンケートの満足度、いつも非常に高いです。

  CFRP



吉田 ありがとうございます。それがひとつこの仕事につながっていると思うのと、もう一つが入った企業本体はすごく大きかったんですけど、配属された事業部そのものはベンチャー事業だったんですね。その会社の中でいうと片隅でやっているような事業に入らせてもらったというのもあって、誰も先のことが分からない状態だった。良くも悪くも自分のやったことがすべてルールになったんですね。誰かがやったことをやったのではなくて、自分でゼロをイチにするという仕事をやり続けたので、すべての業務に対して自分のやったことがどのような結果を及ぼすかというのをその後まで把握できたというのが、次につながっているのかなというのはありますね。誰か前任がいて、その人に習いながらやっていたらこうはならなかったと思うんです。ベンチャー事業なので当然といえば当然ですが、引き継ぎとかは一切なかったので。

―― お客様でも多いですね。急にその仕事について、上司が居ないので一からやらなきゃいけないとか。

野澤 社内に聞ける人がいないということですね。

吉田 そうですね。私の場合は造詣の深いベテランの上司の方がいらっしゃったので、自己流になりすぎなかったのは恵まれていたと思います。ただその上司の方も研究開発ベースの経験が主だったので、量産で起こる様々な事象については私が現場で試行錯誤しながら前に進めていました。一般的に自分で仕事を前に進めなくてはいけない場合、技術者って普通、本や文献で調べようとすると思うんですけど、認定試験計画や量産製品引き渡しなどの時間軸が非常に厳しかったため私はそういう余裕がなかった。何がわからないかもわからない中でやるしかなかったから、そういう意味でも普通のエンジニアとか研究者とはちがう環境に、結果的に置かれてしまったのです。そんな中で10年くらいやっていて、そこの会社の仕事は楽しかったのは間違いないけどこの次にやる自分の姿が見えなかったんですね。生意気なことを言ってしまうと自分の力を活かす場所がもうなくなっちゃった。力を持て余しちゃったんですね。それで何かやる方法が無いかなって色々と挙げてみた選択肢の中に「自分の専門で独立する」というのがあったんですね。それに向けた自らの新規事業立ち上げの準備の中で最も重要な戦略の一つが顧客獲得で、費用を最小化するという制限の中でウェブマーケティングを進め、自らのHPを開設しました。先ほどもありましたけど、このHPで色々と発信したときに御社の野澤さんが私を見つけてくれて、講演してくれませんか? という感じで今の関係に至ってる。はや2年ですね。

野澤 もともと化学のご出身でありながら、自動車系・機械系に入ったことがかえってよかったのかなと思っています。先生が今フィールドとしているFRPの業界は非常に複合的な要素が絡んでいて、材料もそうですし、機械工学も関係しているということで、それならばむしろ機械だけの人よりも化学のバックボーンも持っている人の方が先生として適任なのかなと感じています。

吉田 本当にその通りで両方できる人は相当少ないですね。川上は化学系、川下に行くほど機械系になっていると感じます。化学と機械の一番の差はなにかっていうと機械っていうのは目で見える領域で、目で見えるがゆえに非常にわかりやすい、シンプル。化学っていうのは目で見えないのでわかりにくい。なので機械系の人は化学を非常に嫌う傾向がありますよね。個人差はあるでしょうけど、機械系の人が化学を学ぶって実は相当困難で。でも逆は可能で化学系の人はもともと目に見えないわかりにくいものを相手にしているので機械系のように目に見えるものは非常にとっつきやすい。この両方のスキルを手に入れられたのは幸運だったかもしれないですね。もちろん負荷はかかりますけど。ともかくFRPっていう業界は機械も化学も両方わからないとならないということは技術の観点では重要といえるかもしれません。


話題3:「誰が講師なのか、何を、どのように話すか」
〜弊社・情報機構のセミナーの在り方〜


―― 今までのお話と重複するかもしれないのですが、情報機構と企画を進めるにあたってこういうところがいいなとか思ったことがあれば是非教えていただきたいのですが

吉田 一番の御社の強みは企画に対する真摯さと熱意。次元がちがうというか、高いなというのはひとつありますね。なので最初にお声掛け頂いたときも自分はこういうことを考えてるとブログで情報発信してただけだったんですけど、賭けてくれたというか、この人なら大丈夫そうだと、そういう挑戦的で熱意のある、前衛的な姿勢というのはずば抜けてるかなと思いますね

野澤 ブログを見て依頼をさせていただきました。過去企業の現場でやられていた。今は独立されているという辺りを踏まえると私しては、賭けというよりも、講師としては適任者だという判断に至るわけです。

吉田 発掘ってやつですね

―― 過去2年間で5回ということで弊社の中でも割と短いスパンで講演されていて人気講師だなと感じますが、野澤さんから見て、吉田先生のここが魅力というのはありますか

野澤 専門性はもちろんのこと、「相手目線・顧客目線」に立つというのがあると思います。技術や専門的情報を相手に伝える・レクチャーするのが弊社のセミナーですが、吉田先生の場合はまず誰を相手に話すのかという視点を明確にした上で話しを組み立ててくださるところがあるので、一企画担当者として一緒に仕事をしやすいなといつも思っています。

吉田 今言われて気づいたんですけど私は誰に向けて話しているかっていうのは常に意識しています。誰に向けてるかって言うと「新人のときの自分」なんですよ。当時すごく苦労していた自分をよく知っているので。だから当時の自分だったらどういうことが聞きたいかということを常に考えています。私は過去の自分に向けたものを話すことが多いかもしれないですね。自分が知りたかったのは多分他の人も知りたいだろうっていう。

野澤 そういうお考えが基本なんですね。

  CFRP



吉田 あと意識していることとしては、「難しいことをいかに簡単に話すか」。数式などを使い難しく話すことはいくらでもできるが、それをいかにわかりやすくイメージしやすくするか。一つの工夫としては、実例を多くし、自分の経験を活かしながら、一つの事象に対して「だからこうなります」など事例を交えて話す。実際の事例を話すことによってわかりやすく伝えることは心がけていますね。また、講演中に聴講者の方から、ある程度具体的な話題をもらった時は、そのイメージを取り入れて例を話すこともあります。
また、受講者に私から質問をするようにし、当事者意識を持ち続けてもらうようにしていますね。受講者を「指す」のは、まあ賛否あるんですが(笑)。折角の有料セミナーなので、集中して受講してほしいですし、また、セミナー講演内容の範囲はもちろん、それ以外の範囲までも学び取って欲しいですね。


話題4:過渡期のFRP業界!
今後の課題は組織編成や組織開発!


―― 話は変わりますが、現在の国内のFRP業界の動向についてお伺いします。企画者としての立場、講師としての立場。注目している部分、受講者層の移り変わりなど感じる部分をお伺いできればと思います。

野澤 私が知る範囲で、よく弊社のお客様から耳にするのは、FRP業界は、とにかく「難しい」という話を聞きます。前例が少ないせいでしょうか。CFRPも複合材料、ハイブリット材料ということになると思いますが、アカデミアで非常に扱いにくいらしいですよね。体系化されていないというか。理論化されていない部分が非常に多いなと見ています。ということは弊社のような民間セミナー会社の出番なのかなと。
わからない、未知の内容をある程度の指導をするというのはアカデミアでは教えられないので、民間セミナーが必要なのではないかと。そういった部分について現場を知っていて柔軟に立ち回れ、しかもまだ若い吉田先生のような講師が必要とされているのだろうと思います。

  CFRP



吉田 まず野澤さんの話の中の「難しい」というのはその通りで、難しさの原因は色々あるんですが、難しいことを難しく考えてしまうから難しい気がしますね。物事には優先順位があるので、難しい中で何が難しいのか、分解して何を優先的に考えるかの見極めが業界全体でできていない。たまに出てくるわかりやすいことにみんなでばっと飛びついてやっぱりだめだ、の繰り返し。だから難しく見えてしまう。本当に重要なことは意外に難しくないですよ。上流というか原料から最終製品まで一貫して、ある程度の実践経験をお持ちの方ならば何が重要なのかは一目瞭然のはずです。ただ実際に経験している方は、世界的にも少ないのですが……

野澤 その一人が吉田先生ということに。

吉田 手前味噌になりますが、その通りです。
その「難しさ」の問題は置いておいても、この業界としてはこれからもっと伸びていく可能性があると見ています。理由は複数ありますが、日本という国は素材メーカーからセットメーカー、最終製品、エンドユーザに至るまで、色々な立場が狭い空間に集まっている。
だから海外の動向に大きく左右されず、国内でいろいろな新しい産業を構築しやすい構造なのかなという気はしています。ですのでさっき言いました、難しさを簡単にとらえてもらい、雇用を生む産業に育っていく可能性がある以上、あきらめずにみんなが取り組んでいくべきだと思いますね。
逆に言うと野澤さんも先ほどおっしゃいましたが、私のような立場・経験を持っている人が、分かりやすく伝えることが必要。私一人では限界があるので、指導している企業の協力、将来的な顧客とのマッチングをしてくれる御社・情報機構の協力、そして伝えていく人の協力を通して、FRP産業の盛り上げていきたいと思いますね。

野澤 補足というわけではないですが、構造上の問題ではありませんが、日本企業の体質の問題もあるのではと聞いています。

吉田 日本というのは、第二次産業が成功した国。それゆえに効率や役割分担というようなものを非常に追い求めている。

野澤 分業ですか?

吉田 はい。分業が進みすぎていますね。日本に限らず、先進国全体の潮流ですが。歴史と実績がある製品に対しては、例えばこの人は材料だけわかればいい、この人は成形加工だけわかればいいでも通用しますが、FRPは材料と最終生産が強いものなのでこれだけわかっていればいいというのはまずほぼ不可能なんですね。ただ企業の体質上、極端な話では中小企業であってもこの流れは顕著であり、僕はここしかやらない、ここしかわからないという壁を作ってしまうんですね。個人の中で壁を作り、さらにはブラックボックスという企業同士でも壁を作っている。横串で何かをやるという土壌が結構なくなってきています。
これはFRP業界に限らず第二次産業で問題になってきており、必要以上に役割分担が進んだことや、ブラックボックスという名の壁を作り、二言目には機密、機密と言ってしまうことは非常にまずい状態であり、そんなことを言っていると、機密保持契約が済んだ段階で、ほぼ100%開示する海外に負けてしまう。法律だとか機密だとかという意識を低減してもらって、もう少しオープンにして一人のひとが幅広い仕事をできるようにする、いわゆる技術者や研究者の原点に帰る。そういうことを今一度見直す時期なのでは。

野澤 吉田先生のお話を聞いていますと、やはり組織に課題が残っているんですね。その辺りの組織編成や組織開発を視野に入れながらFRP業界を見ていかなければいけないんですね。

吉田 この話は現場に限ったことではありません。経営者層だから技術は知らなくてもいい、この人は上司だからわからなくてもいい、というのではなく、みんながある程度技術の概要を分かる土壌がないと、FRP業界も成長しないですし、これから色々出てくる他の産業も同じような課題や問題が出てくるのではないかと思います。分業で効率よく仕事ができるものは必ず追いつかれる一方、やっぱりいろんなことを幅広く誰かが背負ってやらないとできないというのは、その人がいないとできないので、それは簡単には真似されない。意外とそういう単純なことに話は収束されるのかなと思います。

―― この話を聞きますと次回のセミナーはリンクする部分も多いですね。

吉田 そうですね。将来性があり、ビジネスチャンスが十分にある業界です。他の指導している企業でも新規事業として立ち上げたものが売り上げが立つなどビジネスがうまくいき始めているケースも出てきているので、やはりそのポテンシャルはあると実感しています。あとは、組織の上層部の考え方を柔軟に変えていくことが、FRPの業界を変え、盛り上がりにつながり、そして何より、今回の話を聞いた企業の方々が新たな事業で売り上げと利益を担保する実例を牽引していただけるのではないか、と考えています。

  CFRP


●写真左:講師:吉田 州一郎 氏 講師のウェブサイト FRP consultant
東京工業大学工学部高分子工学科卒業後、ドイツ研究機関Fraunhofer Instituteでのインターンを経て、同大大学院修士課程(高分子応用研究)修了。その後メーカーの航空機エンジン部門にてCFRP部品設計開発業務に従事し、材料認定取得、部品量産ライン立ち上げを推進。本開発経験を踏まえ、マトリックス樹脂配合設計を中心としたCFRP材料研究を行い、海外科学誌で複数のFull paperを掲載させた。その後、FRP関連業界への参入を検討、並びに該業界での事業拡大を検討する企業をサポートするFRP Consultantとして独立。実践経験に基づき現在も川中及び川下企業を中心に、複数の顧問先企業の最前線で研究開発業務を先導、指示している。福井大学非常勤講師。

▼同講師の弊社セミナー実績
「CFRP材料技術〜マトリックス樹脂概論〜」(2015年9月)
「CFRP材を用いた製品化に必要な設計的品質知見」(2016年1月)
「<化学メーカー向け>CFRP業界の国内外最新動向と「設計」のポイント」(2017年5月)
「<化学メーカー向け>CFRPにおける「成形・加工・品質保証」(製品製造)のポイント」(2017年5月)
「CFRPにおけるマトリックス樹脂の設計技術〜CFRP業界の特殊性を踏まえた重要ポイント〜」(2016年9月)
「CFRP製品設計に必須な材料試験の考え方とその方法」(2017年1月)

●写真右:(株)情報機構 企画部 野澤 智史
2005年11月情報機構入社。以来12年あまり一貫して、化学・電機分野を中心にしたセミナーの企画業務に従事。年間のセミナー企画催行数は100強。調査/テーマ立案/講師選定・依頼交渉/講演内容・方針のディレクションといった一連の業務を手掛ける。「CFRP」から「養蜂」まで、「リチウム電池」から「ブロックチェーン」まで、と従来の枠にとらわれない企画スタンスが身上。



※取材依頼等のご要望は以下アドレスまでお願いします。
req_iyaku3@johokiko.co.jp




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