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eラーニング|凍結乾燥のコントロールとトラブルシューティング・FAQ(動画学習)

凍結乾燥のコントロールとトラブルシューティング・FAQ


◆動画視聴形式のeラーニング講座です。受講可能期間は4ヵ月間となります。

○様々な分野での適用が期待されている凍結乾燥技術を実務経験豊富な共和真空 細見氏が解説。
○「FD(凍結乾燥)の基本工程」「影響因子/条件設定」「必要設備」「時間短縮」「品質劣化やコラプス防止」「スケールアップ」「失敗事例」「有機溶媒FD」など、一連の流れの要点を押さえられる講座です!
○充実の演習問題も交え、凍結乾燥のイロハが身に付きます。

講師

共和真空技術株式会社 技術本部 取締役技術本部長 細見 博 氏

■ご略歴:
1983年より共和真空で凍結乾燥の設計・技術開発業務に従事。現在に至る。

■本テーマ関連学協会でのご活動:
製剤機械技術学会:評議員,無菌製剤委員会委員長

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※一部の動画について、収録環境の都合上、若干、周囲の環境音が聞こえる場合がございます。予めご了承ください。

受講開始日・受講料

●受講開始日(申込〆切):下記よりご選択いただけます。
毎月10日(前月月末の申込まで)
毎月25日(当月15日の申込まで)
 ※土日・祝日のお申込は翌営業日扱いとなります。

●受講期間:4ヵ月間
 ※期間延長の場合、1ヶ月あたり4,400円(税込(消費税10%))
 (延長は1回限り、最長で6か月まで。終了前日までにお申し出ください。)

●受講料:受講人数に順じます。
1~9名 / 1名あたり 27,500円(税込(消費税10%)、資料付)
10名以上 / 1名あたり 22,000円(税込(消費税10%)、資料付)
30名以上 / joho-lms@johokiko.co.jpまでお問い合わせください。
 ※4名以上お申込みの場合、受講者のご所属・お名前・ご連絡先を
  joho-lms@johokiko.co.jpまでお知らせください。
 ※学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
  詳細は「LMS申込要領・手順」を確認ください。

●管理者を設定する場合:4,400円(税込(消費税10%))
 ※管理者ご自身が受講する場合、別途受講料がかかります。

※講師と競合他社の方のご受講はお断りをさせて頂きます。

★注意事項:
スムーズにご受講いただくために、必ずご一読ください (下記をクリックすると別タブが開きます)。
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※本eラーニング講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
 

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講座のポイント

<こんな疑問/課題への回答や解決ヒントに!>

○FD製品の主な特徴とは?
○FDと他乾燥方法との違いとは?-FDの長所短所(コスト・時間・品質等)/FD向き素材や商品の把握-
○温度による氷結晶パターンの違いとは?
○溶解性/再溶解性を上げるには?
○コラプスに関与するパラメータの測定法とは?
○乾燥途中での溶解・凝集を防ぐコツとは?
○アニーリングの効果とタイミング/方法とは?
○保護物質の役割と重要性・選定方法とは?
○FD装置の概要/仕組み/主な種類とは?選定ポイントは?
○装置メンテナンスのポイントとは?
○冷媒の違いで生じるFDの差とは?
○無菌性を保証するには?
○FD工程での微量成分の混入の事例/対応策とは?
○スケールアップの際に均一な製品を作るための重要要素とは?
○FD品のサンプリングポイントとは?
○FDの新たな用途展開/海外を含めた最新動向とは?

<講座サンプル動画>


※動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。
※本動画は講師の著作物となります。

講座のプログラム

 

総動画時間:約2時間54分

<はじめに>
凍結乾燥の由来
ゲージ圧力と絶対圧力の違い

1.凍結乾燥の基礎 ※本章の総動画時間:約1時間17分
 1.1 凍結乾燥の基礎知識
  ・乾燥の定義と三要素
  ・乾燥法(装置)分類の四基準
  ・水の相図
  ・水の状態
  ・水の沸点と圧力
  ・凍結乾燥模式図
  ・凍結乾燥を利用する利点/難点
  ・凍結乾燥の応用分野
  ・これからの製剤に、凍結乾燥が必要なのか?
  ・2024年上位10の疾病領域
  ・日本発の高額な新薬(凍乾製剤)が承認
  ・食品では製品の多様化が進む
  ・災害時備蓄用食品の増加
  ・凍結乾燥工程の概要-予備凍結/一次乾燥/二次乾燥-
  ・予備凍結工程での課題
  ・バイアル容器内凍結モデル
  ・冷却速度の差による氷結晶サイズの例
  ・凍結乾燥工程チャート例
 1.2 乾燥時の注意点
  ・コラプス発生の模式図
  ・3成分系のcollapse 温度変化
  ・凍結乾燥をするには先ずコラプス温度を測定することが重要→コラプス温度の測定法
  ・溶液の相図
  ・DSC測定例(Sucrose 10%水溶液)
  ・DSC測定例(Sucrose 50 % 水溶液)
  ・凍結乾燥顕微鏡
  ・凍結乾燥顕微鏡測定例(Nacl10%水溶液)
  ・電気抵抗測定装置
  ・電気抵抗によるコラプス温度測定例-1
  ・電気抵抗によるコラプス温度測定例-2
  ・電気抵抗によるコラプス温度測定例-3
 1.3 凍結乾燥過程工程に於ける変動要因と製品品質
  ・予備凍結時の棚上バイアル温度履歴
  ・棚上凍結に於ける蒸発分布の差(一例)
  ・棚/トレイ内位置による品温履歴
  ・凍結乾燥の真空中での伝熱
  ・昇華速度の不均等(壁、棚余白の影響)
  ・昇華量バイアル端部余白影響
  ・乾燥不良発生事例
  ・乾燥過渡期に於ける昇華終了(未完)品の混在
  ・冷却時のランダム凍結による氷晶形成の違い
  ・棚温度が製品に与える影響
  ・無負荷棚温分布テスト-1
  ・無負荷棚温分布テスト-2
  ・予備凍結時の庫内温度分布
  ・凍結乾燥過程の測定注意点
  ・測定のポイントと管理項目
  ・正確な製品温度の取得-1
  ・正確な製品温度の取得-2
  ・正確な製品温度の取得-3
 1.4 凍結乾燥の失敗事例と対策
  ・乾燥失敗事例1:下部コラプス
  ・乾燥失敗事例2:上部コラプス
   -アニーリング(熱処理)による結晶化
   -低温アニーリング例
   -アニーリング処理による水蒸気移動抵抗の減少
  ・乾燥失敗事例3:収縮
   -アニーリングによる濃度勾配の改善
  ・乾燥失敗事例4:二層化
  ・乾燥失敗事例5:表面部形状不良・二層化
  ・乾燥失敗事例6:飛散
  ・乾燥失敗事例7:難透膜障害
  ・乾燥失敗事例8:這い上がり
  ・乾燥失敗事例9:破瓶
  ・乾燥失敗事例のまとめ
 1.5 有機溶媒含有物の凍結乾燥
  ・有機溶媒を含む製剤の予備凍結の問題点
  ・有機溶媒を含む乾燥状態
  ・乾燥模式図
  ・有機溶媒を含む製剤の凍結乾燥の特徴
  ・溶媒受液器での回収
  ・有機溶媒を使用する場合の作業上の注意
 1.6 懸濁系製剤の凍結乾燥
 1.7 バイオ、リポソームなどの新しい剤形の凍結乾燥
  ・バイオ(高分子)製剤
  ・マイクロカプセル、リポソームの構造
  ・凍結ストレス、乾燥ストレスの対応
 1.8 真空制御の重要性
  ・窒素(空気)リーク制御法の難点
  ・開度(昇華期)・トラップ温度(2次乾燥期)制御の特徴
  ・トラップ着氷の状態の差異
  ・真空度と熱伝導・水蒸気移動抵抗の関係

2.凍結乾燥設備のシステムとメンテナンス ※本章の総動画時間:約37分
 2.1 医薬用凍結乾燥機システム概要
  ・装置の主要システムの必要能力(主管、主弁口径以外は無負荷時)
  ・凍結乾燥機の無菌・無塵対応設備について
  ・凍結乾燥機の洗浄と滅菌
  ・凍結乾燥機の洗浄
  ・棚構造による洗浄性の違い
  ・棚フレキシブルチューブの洗浄対応
  ・コールドトラップ構造による洗浄性の違い
  ・洗浄バリデーション-凍結乾燥機の洗浄バリデーション基準-
  ・洗浄効果の確認方法
  ・凍結乾燥機の滅菌(ISO13408-3&-5)
  ・蒸気滅菌設計の要点(JP無菌操作法‘11)
  ・フィルター完全性テストの実施時期
  ・2段フィルタの必要性?
  ・油圧ロッド表面の無菌性確認
  ・棚用油圧ロッド用ベローズ(溶接型)
  ・復圧速度の確認と庫内グレードAの確保
  ・凍結乾燥装置の真空完全性(リーク試験)
  ・リーク測定の実施時期
  ・外因性異物のコンタミネーション対策
  ・アウトガス極小素材の使用(パッキン白濁テスト)
  ・冷媒問題と今後の対応
  ・冷却システムの将来対応計画
  ・LN2対応凍結乾燥機冷却試験
  ・環境にやさしい自然冷媒冷凍機
 2.2 医薬用凍結乾燥機の規格について(URS作成時の基準)
  ・ASME BPE 2019年版 項目
  ・凍結乾燥機の規格
  ・アイソレータは2019年度版から追加された
 2.3 リスクマネジメントに基づいた機器メンテナンス
  ・医薬品品質システムに関するガイドラインについて
  ・装置異常を基にしたシート作成例
  ・製品不良の参考例(凍乾機の異常以外)
  ・凍結乾燥工程で起こりえる不良
  ・凍結乾燥製品不良のリスク
  ・最近の査察での指摘事項(凍結乾燥機)

3. 試験機から生産機へのスケールアップ ※本章の総動画時間:約36分
 ・試験製造から生産機へのスケールアップ技術課題

 3.1 スケールアップの問題点
  ・装置基本性能の相違
  ・試験機と生産機の伝熱相違
  ・温度、圧力の測定方式の違い
  ・熱伝導型真空計と絶対圧真空計
  ・ピラニ真空計と絶対圧力真空計の差(ガス組成の影響)
  ・その他の相違
 3.2 バイアルへの入熱と昇華速度に関する解析
  ・バイアルへの熱源
  ・バイアルへの入熱経路
  ・乾燥速度の解析
  ・庫壁(扉)からバイアルへの入熱量の差異
 3.3 生産機へのスケールアップ実験
  ・スケールアップ時の諸影響要素
  ・薬液の凍結乾燥実験
  ・試験機凍結乾燥チャート
  ・小型生産機の試験条件
  ・小型生産機凍結乾燥チャート
  ・一次乾燥期の品温と昇華時間の比較
  ・一次乾燥時間の相違の原因
  ・熱量の割合
  ・入熱量の割合
  ・正確なデータを取得するために扉からの入熱を排除
  ・スケールアップテスト
  ・試験機の乾燥条件と一次乾燥時間の測定
  ・生産機の乾燥条件と一次乾燥時間の測定
  ・生産機と実験機の一次乾燥時間θの比較
 3.4 生産機へのスケールアップ方法
  ・試験製造の凍結乾燥条件と結果解析
  ・生産機へのスケールアップ
  ・生産機凍結乾燥条件の設定-一次乾燥工程/二次乾燥工程-
 3.5 スケールアップ時の留意点
  ・生産機の棚温度プログラム設定
  ・生産機の真空制御値設定
  ・乾燥終点確認
 3.6 デザインスペースの設定
  ・製剤開発の3段階
  ・Design Space(Q8)
  ・Design Spaceの設定例
  ・デザインスペースとスケールアップ/サイト変更
  ・スケールアップのイメージ
 3.7 プログラム作成及び解析ソフトの紹介
  ・乾燥プログラムソフトで具体的にできること
  ・既取得データ(乾燥チャート)を解析して最適プログラムを作成したいとき
  ・プログラム作成・解析ソフト使用で

4.凍結乾燥機の最新技術と要求事項 ※本章の総動画時間:約25分
 4.1 氷核導入による結晶化
  ・種晶添加による結晶化
  ・種晶添加工程
  ・種晶添加による凍結乾燥後の状況
  ・種晶添加による保存性向上(変色)
  ・種晶添加による復元性維持
  ・その他の結晶化技術
  ・微細氷晶導入法(Ice Fog法)
  ・微細氷晶導入法(アイスフロスト法)
  ・通常の予備凍結
  ・アイスフロスト法による均一凍結
  ・アイスフロスト法による凍結乾燥チャートの比較
  ・某社殿でのIce Frost法共同試験
 4.2 TMbySR法による昇華面温度測定
  ・FDAによるPATの定義
  ・FDA非経口凍結乾燥製剤の査察指針より
  ・品温測定の問題
  ・センサー挿入による品温測定の問題点
  ・MTM法による製品温度測定
  ・センサー測定品温とMTM法算出品温の経時変化
  ・MTM法の問題点
  ・TMbySR法による製品温度測定
  ・TMbySR法の特徴
  ・TMbySR法の課題
  ・現状の装置に搭載する場合
  ・その他技術による製品温度測定
  ・共和真空技術のTMbySR品温測定法
 4.3 データインテグリティの要求
  ・データインテグリティの原則
  ・装置側での対応実施例

<総合振り返りテスト>

 
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